ネオニダス

女神の継承のネオニダスのネタバレレビュー・内容・結末

女神の継承(2021年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

良かった…!得体の知れない悪霊が憑依していて、それに立ち向かう祈祷師ってかんじやけど、じわじわ悪化していく奇行が明らかに「ヤバい事が進行してる」ってのを見せつけてくるんですよね…最初は女神の代替わりの副作用?かと思わせておいて、実は悪霊に取り憑かれるという事態が起こっていたってのがわかってからの畳み掛けがすごかった。

前半は奇行が徐々に悪化していく、湿度がムシッとした蒸し暑い中で徐々に足元が沼に沈んでいくような、じっとりとした恐ろしさやったけど、後半からは怒涛の勢いでヤバい事態が起こっていく、まさに走っている道がすぐ後ろでどんどん崩れていくかのように後戻りができない状況になっていくんですよね。神像の首が落ちてるとか、監視カメラで犬を鍋にぶちこんでるとか、ニムが謎の死を遂げるとか。

そしてドキュメンタリー風にハンドカメラで撮影してるという撮り方なので、臨場感がめちゃあって、自分も一緒にその場にいて体験しているかのように感じられるんよな。そういう緊張感もあり、非常に見応えある映画でした。

最後のニムの言葉、そしてすすり泣く声、全部ひっくり返されたけど、そりゃそうよなぁ…と…