このレビューはネタバレを含みます
噂に違わない怖さでした。
暑くてかなわないからと観てみたのですが、ビビリのわたしは真っ昼間に観て良かったです。
ホラー耐性ついたかしら…と思ったのですが、暗視モードになったときには画面をしっかり視界から外しがちになったので耐性ついたと思ったのは幻想でした。
ホラーは相変わらず怖いです。
登場人物皆さんの素っぽさで、モキュメンタリーの説得力が上がってました。
全編わりと画面がキマってるのとか、儀式がフェスっぽいところでやっと「やっぱりちゃんとフィクションだった……」と震えられます。
ナ・ホンジンこっわ。
儀式でお兄ちゃんがちょっと引いてるのがリアルです。
霊媒として覚醒する前に具合が悪くなるのは世界共通というか、アジア共通なのかな…と思いつつ、えっ違うの！？とすっかりやられました。
確かにここまでのレベルだと、「巫女の代替わり」よりも「お前ら末代まで祟ってやる」のほうが納得できる。藁人形みたいなのも映ったけど、それだけじゃない気がします。蠱毒や犬神みたいなのも使ってそう。
神聖がこれだったら女神ちょっと…あんなにちゃんとお祭りされてるのにね、と思ったので憑き物憑きでホッとしました。変な感想。
(その後、考察で「女神バヤンが妹ニムの信仰心を失って闇堕ちしている」というのも見かけました。ちゃんと神な上でこれなんて…！)
最後のインタビューで、「信仰とは」と思いました。
お姉ちゃんが大人しく巫女になってればよかったのに…とかそういうことじゃないんだろうな。この人のほうが霊媒としては強かったっぽいとはいえ、責任感や頼もしい雰囲気は妹のほうが持ってるし。
あぁでも、お姉ちゃんが巫女になってればあの家業のお家に嫁ぐこともなくてこの運命は変わってたかも？……そしたらそれはそれで別方向から祟ってきてたのかなぁ。祟りからの逃げ場はないから。。。
お姉ちゃんが途中から岸田今日子さんに見えて仕方がありませんでした。
動物は傷付いてない、とアナウンスされてたのもホッとしました。
追記:「この車は赤い」ステッカー(ニヤァァ)の意味は検索してやっとわかりました
