このレビューはネタバレを含みます
安西先生…‼︎
…………………
スラムダンクが
観たいです……
ということで行っちゃいましたTHE FIRST SLAM DUNK。FIRST？次もやる為の伏線か？まぁいいゃ。
原作は稲中と並んで高校の時の学級文庫であり自分のバイブルです。ですがTVアニメ版は見てない。「君が好きだぁ〜と！叫びぃ〜たぃっ！」ってあの曲聴いた瞬間に「違う」と拒絶反応してしまった為。さぁ今作、レビューは二極化してますが自分には受け入れられるんでしょうか⁈
漫画って稀に表紙とか巻頭カラーはあっても基本は1色刷りで、読み進めるうちに自分の中でカラーになり、動きが出てきて声や音が生まれて、その場の空気や風や暑さ、雰囲気までも想像して世界観になっていくのがマンガのいい所だと思ってます。
TVアニメ版スラムダンクが受け入れられなかったのは、漫画スラムダンクを長年読み続けてきて築き上げられた自分の世界観と掛け離れてたからだと思う。
今作は、最高でした。めっちゃ震えました。泣けました。スラムダンク全31巻の中でも最大の山場、山王戦を舞台に原作では触れなかった部分を盛り込みながら、原作のイメージを全く壊すことなく、あの世界観がそのままカラーになり音と動きが加わった感じです。
映画化された作品って挿入歌がイメージを崩壊させちゃうパターンって多いと思うんだけど、今作は不思議とピッタリ、イメージ通り。そしてコミックでは不可能な動き。山王のチームがこちらを向いたまま後ろへ下がってディフェンスを固めていくド迫力。三井君の鳥肌スリーポイント。そして花道と流川のあの激しいタッチのシーン。自分の中で出来上がっていたスラムダンクのイメージがそのまま動き出した感じです。
意外だったのが宮城くんがメインだった事。でも意外だったのに不自然な感じは全くなく、素晴らしい構成でした。何回読み返したかわからない原作の一部分を素晴らしい味付けをして頂き、情報量満載で魅せて頂けました。監督はじめスタッフ、関係者の皆様に感謝します。最高の感動体験でした。
（監督、バガボンドの方もよろしくお願いします）
