・ウェスアンダーソン監督らしい美しい構図が楽しめるので、それだけでも個人的には見てよかったと思う。1シーン1シーンにかける執念がすごすぎる。あと、宇宙人がとても可愛かった
・構造はけっこう複雑で、「脚本家・演出家を中心にアステロイドシティという劇を作っていくストーリー」と「アステロイドシティ自体のストーリー」が交互に出てくる。前者は白黒、後者は色彩ありで描かれるのでどっちの話をしているかの区別は容易だが、個人的には登場人物多くてやや混乱した。
・例えばアステロイドシティの俳優さんは、白黒世界では俳優の名前で呼ばれ、色彩世界では役の名前で呼ばれる。そこら辺の仕組みを把握せずに前半軽く見てたせいなのか、解釈が及ばなかったシーンがちらほら...