シュウメイシ

硫黄島からの手紙のシュウメイシのレビュー・感想・評価

硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)
3.8
2部作の2作目。
太平洋戦争最大の激戦といわれる硫黄島の戦いを日本側の視点から描いた話。

栗林中将を中心にアメリカに徹底抗戦する日本軍。近代的思考と日本人の信念がどちらも備わってるリーダーを渡辺謙が見事に演じ切っている。
二宮のラストの涙や怒りにジーンときた。
加瀬亮の言っていたセリフに戦争の儚さが全て詰まっている気がした。
アメリカ人のイーストウッドがこれだけ違和感なくこの作品を作ったことが素晴らしいと思いました。

わずか2万人弱で11万人の米兵に立ち向かった日本兵達。襲いかかってくる米軍は相当怖かったはずなのに本土のために戦ってくれた。そういう人達が日本にいたということをしっかりと現代人は覚えて感謝しなくてはいけないと感じました。
戦争を繰り返さないようにといっても、するしないは結局国のトップや他国の巻き込まれがあるから絶対は正直難しい、周りの人と平和に暮らせる一日を大事にすることならできるのでそこから始めるか。
たまには手紙も良いかも。
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