多分4回目くらい。「父親たちの星条旗」と連続で観たので今まで以上に刺さった。
本土決戦を避けるため島を死守しなければならない。同じ目的のため同じ戦場に居るのに相容れない陸軍と海軍。武器弾薬、兵数、制海空権も圧倒的に劣勢。援軍も無く大本営から見放された状況。それでも栗林中将は冷静で的確な判断で米軍の予想以上の戦果をあげる。
家族に宛てた手紙には栗林、西郷両氏の人となりが表れる。米軍捕虜が持っていた母からの 子を想う手紙について気持ちを口にしたのは清水だけだったがその場にいた皆が同じ気持ちだったはず。
それでも疑問を持ちながら玉砕を選ばざるを得ない日本兵の悲しさ。
筆まめの栗林中将は手紙の大切さを誰よりも知っていて、郵便係(?)が亡くなり行き場を失った手紙の束を保管していてくれたのだろうか。