よしお

硫黄島からの手紙のよしおのレビュー・感想・評価

硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)
3.7
"正義"とは。"国のための死"とは。
戦いの中で葛藤に苦しむ兵士たちの心情を描いた物語。

冷静に勝利を考えるならば自決や無駄死にをする必要はないことは明白。
それでも国のために死ぬことが、散ることこそが正義でそれを全うできないやつは非国民という信念が植え付けられている当時の日本兵たち。

家族のために死ぬことを誓ってきたのに、
家族がいることで死ぬことをためらってしまう。
そんなことを考えなければいけない状況を想像するだけで胸が締め付けられる。

苦しい。
よしお

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