※ジャケットはイメージです
時は第二次大戦下。とある極秘任務のために、日本兵300人が駐屯している島へと上陸したイギリス兵3人と案内役のインド人。そこで彼らは予期せぬ脅威に遭遇する。
……何じゃこりゃ? ほんの数年前に製作されたとは到底思えない、とんでもなく低予算なパニックもの。
とりあえず兵士がワニに襲われる話なのだが、まあとにかく無駄な会話が長々と続くだけで、緊迫感は微塵もない。
沼の真ん中でいつまでもダラダラ立ち話。沼を出たと思ったらすぐその場で居眠り。「さあワニよ、襲って来い!」とでも言わんばかりの愚行の数々に呆れてものも言えません。
肝心のワニも、どこからか拝借した記録映像。それを時折挟むだけの演出。
しかし、一番のツッコミどころはインド人のケガだろう。
物語の後半、彼はワニに襲われて、何とか命は助かったものの、足の一部を食いちぎられて、骨が見えてしまうほどの重傷を負う。にもかかわらず、かなり元気。しかも傷口に何もあてがわずに放置。そして全く出血もしていない。で、仲間のイギリス兵がこんなことを言う。
「眠れば、朝には治ってる」
はぁ!? おい、本気じゃないよな?
さらには「筏を作っておけ」とか言い放つ。
いやいやいや、何言ってんの? どういうことなのこれ? 俳優たちはこんな脚本とセリフに納得して演じているのか? なんだかもう混乱してきたぞ。
さらに驚いたのが、これが実話ベースということだ!