まめだいふく

ブラック・クローラー -殺戮領域-のまめだいふくのレビュー・感想・評価

3.0
 ※ジャケットはイメージです

 時は第二次大戦下。とある極秘任務のために、日本兵300人が駐屯している島へと上陸したイギリス兵3人と案内役のインド人。そこで彼らは予期せぬ脅威に遭遇する。

 ……何じゃこりゃ? ほんの数年前に製作されたとは到底思えない、とんでもなく低予算なパニックもの。

 とりあえず兵士がワニに襲われる話なのだが、まあとにかく無駄な会話が長々と続くだけで、緊迫感は微塵もない。
 沼の真ん中でいつまでもダラダラ立ち話。沼を出たと思ったらすぐその場で居眠り。「さあワニよ、襲って来い!」とでも言わんばかりの愚行の数々に呆れてものも言えません。
 肝心のワニも、どこからか拝借した記録映像。それを時折挟むだけの演出。
 しかし、一番のツッコミどころはインド人のケガだろう。
 物語の後半、彼はワニに襲われて、何とか命は助かったものの、足の一部を食いちぎられて、骨が見えてしまうほどの重傷を負う。にもかかわらず、かなり元気。しかも傷口に何もあてがわずに放置。そして全く出血もしていない。で、仲間のイギリス兵がこんなことを言う。
 「眠れば、朝には治ってる」
 はぁ!? おい、本気じゃないよな?
 さらには「筏を作っておけ」とか言い放つ。
 いやいやいや、何言ってんの? どういうことなのこれ? 俳優たちはこんな脚本とセリフに納得して演じているのか? なんだかもう混乱してきたぞ。

 さらに驚いたのが、これが実話ベースということだ!
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