ささみ

余命10年のささみのレビュー・感想・評価

余命10年(2022年製作の映画)
4.0
普段あまり観ない恋愛作品…彼女との観賞のため無難な作品を選定。本日も安定の引きの悪さで地球外生命物体に遭遇して作品に没頭できなかったのが悔やまれる。。。

【ストーリー】
小坂流加の小説を映画化した作品。
“原発生肺高血圧症”という治療法が確立されていない不治の病に掛かり“余命10年”の高林茉莉(小松菜奈)と、生きることに希望が見いだせない真部和人(坂口健太郎)の恋愛模様を描いた作品。

【good】
・W主演の二人
坂口健太郎と小松菜奈、イケメンと美女が尊かった。演技力は申し分なく感情移入し易かった。

・生きたい人と死にたい人
生きたい人からしたら、死にたいと言っている人に対して憤りを感じるだろうが、死にたいと思っている人にも事情はある。何もないのに死にたいとは思わない、何かがあるから死にたいと思う。人生は理不尽が溢れてる。

・恋愛模様
序盤は不治の病で恋愛に前向きになれない茉莉と、さり気なく好意アピールをするも拒絶されてしまう和人との関係がもどかしかった。恋が実ってからも一線を引いている茉莉が痛々しくて切なかった…。

・家族との関係
円満な家族関係ではあるがちょっとした口論になった際に茉莉が言い放った「私達…どっちが可哀想なんだろうね」という言葉がとても重かった。

・げんさん
リリー・フランキー演じる居酒屋のオヤジがかなりいい味だしてた。

・ハンディカム
本作の最重要アイテム。

【bad】
・ド定番のキセキ
和人は茉莉に会いたくて会いたくてどうしようもなくなり、一心不乱に街を駆け回り偶然駅前で遭遇。ある程度足取り掴んでるならまだしも、がむしゃらに走り回って遭遇は出来過ぎではないかなと。。

【所感】
病気×恋愛の泣ける恋愛作品。地球外生命物体のせいで作品に没頭できず、自分は泣かなかったけど基本的には泣けるのかなと。でもベタすぎたのか彼女も泣いてなかったなー…。

22#075



ここから先は自分がスッキリするための愚痴なのでスルーして下さい🙇
【本日の地球外生命物体】
初めて利用する劇場で前の座席との間隔が広くゆとりがあるため、男の自分でも気を付けていればまず前の座席に足が当たることはない。そして見づらくなるのを覚悟で割と前の方の席(地球外生命物体対策)にし、後ろに誰も来ず安心していたら、上映ギリギリで若い女性の姿をした小柄な地球外生命物体が2匹真後ろへ。上映中何度か足ドン。作品に集中出来ず冷めてしまい泣けなかった。わりかしガタいのいい自分でもスペースに余裕あるのに、小柄で足が座席に当たるってどれだけ悪い姿勢で観てたんだか…ドン引き。恋愛作品を観ていたのに、無性にスプラッター作品が観たい気分になったとさ🤗
ささみ

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