YasuyukiMuro

余命10年のYasuyukiMuroのレビュー・感想・評価

余命10年(2022年製作の映画)
3.8
『新聞記者』の藤井道人監督。タイトル通りの余命もの、余命10年の小松菜奈とちょっと駄目男坂口健太郎、そして娘を愛する家族のお話です。

どっちか言うと一人娘の父親として親目線で鑑賞。恋愛に偏重し過ぎずしっかりと家族について描かれていて好印象、父親に松重豊、母親に原日出子、お姉さんに黒木華。その距離感がとても自然で暖かくていいかんじ。何気ない会話や振る舞いが実話っぽいなとググったらやっぱりそうでした。原作者やそのご家族の気持ちに寄り添った感じがとても感じられました。

PS、小松菜奈さんは『糸』に続き、食事にがっつきながら徐々に涙が溢れる「泣き食い」を披露、、またもや名シーンでした。この分野では右に出る女優は居ませんね。前回はカツ丼、今回はピザ.唐揚げ&生ビールでした。
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