『真実』か,『挑戦』か,
今夜のご注文はどっち!? な作品。
お金持ちの同級生の誕生パーティーに来た
5人の男女。会場に到着すると
同級生の兄を名乗る男に小屋へ連れられる
同級生本人が都合により欠席してしまうが
どうぞ楽しんで、と兄に言われ楽しむ5人
盛り上がりの最中、遊びのために始めた
『トゥルースorデア』
兄の番に回り、彼は『トゥルース』を選ぶ
そして兄の口から出た真実は
・本当は弟が自殺していること
・弟の遺品に『トゥルースorデア』の手紙
・手紙はここにいるメンバーの誰がが犯人
ということを告げて5人を監禁する。
弟を死に追いやった『トゥルースorデア』
そのゲームを使った復讐劇が始まる。
弟の死の『真実』とは?
5人に課せられる『挑戦』とは?
やりたかったことはスゴくわかるけど
色々と残念なクオリティになった作品。
『SAW』のような綿密な伏線と
参加者達の醜い争いを演出したかったけど
産み出されたのはドタバタガバガバ映画。
まず兄貴の脳筋プレイが酷い。
5人を呼び出す→知らん奴も来る。
監禁する→テープだからゆるゆる。
拷問する→1種類しかない。(即死系)
クール系なキャラなのに頭悪いね。
あと『SAW』との致命的な違いは
兄貴が真実を知らないこと。
知らないから“真実”で嘘をつかれても
分からないし望む答えが出ないと怒るし…
だから仲間割れみたいなのがほぼない。
ラストの脚本自体は良かったですが
そこに至るまでが雑すぎました。
駄作の多いデスゲーム系の中では
割とマシな方ですが…
やっぱり『SAW』シリーズは偉大だな!!