クメール・ルージュによるクーデターでアメリカに亡命したテッド・ノイが、いかにして巨大チェーンに負けないそこ強靭な家族経営のドーナツ店文化を築き、そしてそこから失脚したかを描いたドキュメンタリー。
何もないところから、1日18時間25年1日も休まず勤勉に働いて成功するのは確かにすごい。しかしこうした働き方のひとつの理想であったテッドのその後の転落を見ると、職業倫理としては何事もほどほどがいいのではないかとも思った。
あとカラフルで華やかなドーナツがたくさん登場して、みんなそれはもう美味しそうにかぶりつくのだけど、どういう味なのかはほぼ言及がなかった。甘くてこってりくらいしかないのかなとも思うけどどうなんだろう。
鑑賞後はとにかくドーナツが食べたくなったが、アメリカほど身近な食べ物じゃないので結局食べれなかったのが残念。