リモート監督QA付きで鑑賞。(ペネロペ、濃厚接触者認定され来れず!泣いた)
いいなーと思った話は、アルモドバルが“声”を何より重要だと思っていると言っていた。声は身体表現に先立ち、演技をリードする。顔を見ずとも演技の良し悪しが分かる。声は重要である。
さらに、若手俳優ミレナの話にもなって、彼女は新人であるのだから演技に自信がない上に、彼女の向こうにはペネロペがいつも立っているのです、という言葉に、成程確かにめっちゃプレッシャーだわ、とも感じた。
何故だかは分かんないけど、映画自体は多分日本人が見れば、あぁ。という話の流れで、でもそれって何でだろうなという疑問は残っているんだけど
アルモドバルの映画っていつまで経ってもポッシュな人間しか出てこないからスペインはこんな国なのかという間違った刷り込みが…
そして彼の映画は、いつもフルネームじゃなくてアルモドバルフィルム、と書かれてて、今後アルモドバルという監督を赦さないという決意を感じるのですが、前述のエレナに関しても“ヒューマンボイス”のティルダに関しても「彼女たちとは、はじめての仕事だったけど、でももうファミリーだから」と言っていて、ああ、あくまで彼にとってフルネームにしないのは、映画は“家族”で撮っている認識なんだと至極納得した