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死刑にいたる病のchiyoのレビュー・感想・評価

死刑にいたる病(2022年製作の映画)
3.5
2022/5/7
連続殺人犯の榛村大和と大学生の筧井雅也。榛村演じる阿部サダヲがハマリ役で、善と悪の振れ幅が本当にお見事!黒目がちの目が、余計に狂気を増幅させている感じ。そして、直視するのが辛いくらい、惨たらしい拷問の数々。この内容がPG12で良いの?と思ったりもするものの、改めて記憶を辿ると直接的なシーンはそれほどなく、想像で痛さを感じさせる描写が多かった気が。ただ、その痛さがぞわぞわ来る系なので、苦手な人には相当キツイ内容。また、ラストの展開には唸らされたけれど、岩田剛典演じる男の登場が早すぎたのか、彼に関するシーンの全てが予定調和だったのが勿体ない限り。が、とにかく阿部サダヲに尽きる作品で、榛村に感化されていく雅也演じる岡田健史も好演。人たらしには気を付けよっと。
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