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ゼロワン Others 仮面ライダーバルカン&バルキリーのmatchypotterのレビュー・感想・評価

3.4
ゼロワンのその後のスピンオフ。

バルカンとバルキリーが滅亡迅雷と人類との新たな衝突を防ぐ物語。

ゼロワン本編はかなりキャラクターが多かったが、今回はこの2人のライダーに焦点を当ててるので、50分ぐらいの尺でとてもシンプルに良くまとまっている。

ゼロワンは、主人公アルトのキャラクターが結構色濃く牽引して、とても賑やかで明るく、頼りないけどそれが逆に頑張ってる感じがしてとても良かった。

今回は、本編でも“デキる”、女性リーダーとはみ出し者だけど絶対的な信念を持つ男。
この2人のライダーの話だから、ゼロワン本編と打って変わってなかなかシリアルな雰囲気。

なんならちょっと哲学っぽいところもある。

人間と人型のAIが共存する世界。
人型のAIが人間の生活を豊かにすると信じる者と、信じない者。
一方で、人型であるが故にAIにも心が芽生えたり、人権を認めんとする者、そうでない者。

この2つの生命体が混じり合うことによって起きる摩擦。

世の中が劇的に変化し、人間にとっても利便性や効率性が高まったとしても、AIと共に道を歩むためには、人間側も傲慢であっては共存はない。

そんな不協和音が生まれる狭間でこのバルカンとバルキリーが暗躍する映画。

だから、話がなかなか難しい。
登場する組織がどっちの何をどうしたい組織で、どうすることを目的としているか、そのどっちの誰が何しようとしてるところに誰が邪魔に入るか。

この辺、本編が所々欠けてしまってたので、理解はしたが、ついていくのに必死だったので、改めていつか補完しようと心に誓う。

それにしても井桁弘恵、相変わらずめちゃくちゃカッコ可愛い。
こんな戦う女性ライダー、応援するしかないわ。
素敵過ぎる。
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