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ナチス・バスターズのarchのレビュー・感想・評価

ナチス・バスターズ(2020年製作の映画)
4.3
定期的にナチスがコケにされ、ぶっ殺される映画が作られるべきだと考えている私は『アメリカンカンフーナチス』以来のナチスぶっ殺し映画に興奮しました。
特に本作は俗に言う"ボルシチウエスタン"であり、西部劇風の演出や展開でナチスとパルチザンが殺し合う話になっています。
特筆すべきは人体破壊描写へのこだわり。顎の下りは本作1番の興奮を覚えました。
全体として籠城戦が続く作品にはなっているのですが、音楽や死ぬバリエーション、そして緩急をつけることで上手いこと飽きさせないようになっていました。

自分は映画における出産シーンがとても好きで、西部劇×出産という『荒野の処刑台』以来の感動を覚えました。

最初と最後に"赤い亡霊"の活躍を描くわけですが、そこにちょっとした変化をもたらすことでファシストを徹底的に悪として描き、また虐げられた市井の人々のリベンジまで描いてみせている。
期待してなかったのですが、掘り出し物でした。
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