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ナチス・バスターズのkiuのレビュー・感想・評価

ナチス・バスターズ(2020年製作の映画)
3.5
西部劇で時代劇な映画

昨今の時勢からプロパガンダな受け止め方をしちゃうかもなロシア映画。でも今まで観てきたロシア作品の中では上位で面白かったかも〜。

音楽の使い方のせいか、雪景色なのに西部劇な荒野や、時代劇な山林を思わせて、白黒映画にしても違和感ないんじゃないかな良い意味でレトロな感じになっております。

ストーリーもロシア映画ありがちな破綻もなく完走してるし、ファーストシーンとラストシーンで登場人物を被らせつつ、違うリアクションをさせる小憎らしい演出もあって、おっ?なんか今までと違う?ってな印象。

映画は世相を映す鏡なので、グレードソビエトアゲインな方向に向かってんなぁ〜な思いはあるものの、それはそれとして楽しめる作品かと。


そういや、もはやパブリックエネミーアイコンのナチスさんも、フル○ンしたり女装したり大変やね(笑)。昨今のロシアのキチムーブも相まって、とりあえずWW2を描きそうな『キングスマン』の次回作あたりでソ連とセットでフルボッコされるんだろうなぁ〜。


(与太話)
帝政ロシア崩壊のラスプーチン、ロシア崩壊(につながりそうな)のプーチンと、傾国を招く権力者は段々名前が短くなってきてる。次はチン(朕)が天子を表す某国に吸収されると予想。大穴で蜂蜜大好き下半身露出クマさん。
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