エディ

U-571のエディのレビュー・感想・評価

U-571(2000年製作の映画)
3.3
実際にあった作戦に基づいて作られた潜水艦映画。舞台は第二次大戦中の欧州戦線。米海軍はドイツの暗号システムエニグマを奪取すべく、故障で大西洋上に停泊していたドイツのUボートに友軍を装い接近。嵐の中でU-571に突入することに成功する。首尾よくエニグマを奪って脱出しようとしたそのとき乗ってきた米軍潜水艦を撃沈されてしまい、故障して運行困難なU-571に取り残されることになる。九死に一生を得た主人公たちだが、敵のUボートに乗っているので、ドイツ軍だけでなく米軍からも狙われてしまう。。。

この映画、実話とは思えない位に着想が面白い。潜水艦は一旦潜航すると外部との通信が制限されるので中で何が起きているのか判らない。そんな中で故障した敵潜水艦に閉じ込められた米軍主人公たちは不慣れな敵潜水艦を駆使してなんとか窮地を脱しようと奮闘するサマは見応えがある。

脚本はこのように見応えがあるのだが、肝心の潜水艦戦の醍醐味である外敵とのバトルシーンがいまいち迫真的でないのが残念。爆雷攻撃は一般には処構わずに落とすのに、この映画は真上で爆発する爆雷だけが多くなるなどの(戦闘シーンを不用に盛上げようとする0)ご都合主義を感じてしまうのだ。

また、故障しているはずのUボートを駆使して、独米両軍から狙われているのに切り抜けるのもかなり不自然だ。特に、クライマックスの魚雷1発撃ちは運頼みとしか思えないのでちょっと引いてしまった。

せっかくの着想なので、もう少し迫真的な戦闘シーンと現実的な戦闘方法にしてほしかった。