c5

ある男のc5のレビュー・感想・評価

ある男(2022年製作の映画)
3.9
◯『ある男』平野啓一郎原作。個人とは何か、「私」とは何かについて書き続けてきた平野啓一郎渾身の一作を映画化。

◯原作の設定を変えずに、構成を変更することで、ミステリーというよりドラマとして見られるようになっている。特に最初の30分、大祐と里枝のドラマはそれだけも十分な見応え。

◯木戸の美鈴への思いや、妻との不和は最低限度で描かれていて、上手いなと思った。

◯ラストのバーのシーン、あれは原作にはなかったと思うけどゾワっとした。
c5

c5