選挙に密着したドキュメンタリーであるにも関わらず、候補者の人となりしか見えてこず、政策の争点が一切伝わって来なかった。人柄も大切ではあるけれど、政策で争う本当の民主主義はまだ遠いと感じた。
今回の総選挙における小川淳也議員といえば維新の新人候補に対する出馬取り下げ依頼騒動はやはり避けては通れない。
映画の作中でもこの騒動には触れているが本人は間違ったことをしていないと強弁している姿が一種異様に映った。
反省するよりも不本意な映像が一方的に拡散されたという被害者意識の強さと、窘めに来た田崎史郎に激昂して食ってかかる部分が彼自身の本性ではと思えなくもない。
当選後のインタビューで改めて振り返り反省する姿も見られたが、総理大臣にはまだまだ遠いと思わざるを得ない。
とはいえ敗れた平井陣営も映画を見てる限りでも色々とやらかしているので、なかなか推すのは躊躇われる。
自分が香川1区に住んでいたら悩ましいだろうなぁと思いながら終始観ていた。