ネオねお

さがすのネオねおのネタバレレビュー・内容・結末

さがす(2022年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

実際にあった、大量殺人事件をヒントに作られてる、けど、この映画オリジナルの父と娘の関係はどう捉えていいんだろう。お互い大切に思ってる
けど、それなのに…
殺人鬼が、「本当に死にたがってる人は初めてだ」って、そういえば実際の事件でも、そんなこと言ってたと思う。実際には死にたくないと思ってる人たちを殺したって分かってるし、死にたいっていう子たちをSNSで誘い出して殺すけど、死にたいって書き込むのは、本当は生きたい!誰かに救ってもらいたいって思っているんだよなーって。実際にこんな恐ろしい人がいたことを思い出して、どうしようもなく不快になった。
安楽死についても考えさせられた。ALSの人に依頼されて殺しを行った医者がいたことも思い出された。お金を払って、依頼するって、自分だったら?頼みたくなるのかな?これは救いだったんだろうか?いえ、やっぱ殺人です。
同じシーンを娘と父親の視点から撮られてる。こういう映画は他にもあったな、って。「最後の審判」とかね。
娘の感情がいまいちわからなかったなー、いいお父さんだったんだろうけど、許せるのかなー、許せないのかなー。
お父さんは最後、SNSで死にたいって人に会ってどうしようと思っていたんだろう。 
もしかして、人を殺すという行為に何か目覚めてしまったんだろうか?って思ったりした。
ピーポピーポいってたけど、これってお父さんを捕まえにきたって思えばいいのか?ただ、この街では日常的によく聞かれる音なのか?
会う前にベルト新調していたから、やっぱ殺す気満々だったのか?だとしたらなぜ?殺す瞬間に妻の顔を思い出したから?
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