岬の兄妹の片山慎三監督、超期待してました…！こ、これは…何を書いてもネタバレになりそうな。核心はコメント欄に書くとして、サラッと触りで印象深かった事をいくつか。
まず、清水尋也くんは助演賞確定ですね…！もしくは新人賞？(というほどキャリア浅くないけど)日アカは作品的に難しいかな？と思いますが、毎日映画コンクールとかヨコハマ映画祭あたりが来そう。TAMA映画祭は確定では…！と思ったら、既に過去に新人賞獲ってました(ホットギミックガールミーツボーイなどなどにおいて)。それくらい、よかったです。
観る前に脚本が小寺和久さんという認識はあったんですが、何故か？単独だと思い込んでいて、一つ前の作品(明け方の若者たち)がちょっと微妙だったので、うーんやっぱり…？でもこっち系がやはり本領発揮だわ！とか思ってました。そうしたら…エンドロールで高田亮さん！！(そうだったそうだった、と思い出した。公開時にどなたが脚本に入ってるのかは見ました)なるほど複合になるとこんな感じなのか…
片山監督作品という意味では、岬の兄妹に比べるとちょっとエンタメに振ってるかな？という感じが個人的にはしました。
片山監督はポン・ジュノ監督作品の助監督をされていたことがあるんですよね。それも頭にあったので、ああ！なんとなくちょっとそれっぽいような…とも思いました。(映像の編集？つなぎが)
プロフィールを拝見したら全裸監督の助監督もされていたみたいで(小寺さんが脚本ですね)、ああ、だから森田望智さん…！彼女も凄くよかったです。
佐藤二朗さんは、どうしても時々コメディになっちゃいますよね…(笑)
直近がはるヲうるひとだと思うんですが、何となくそのイメージがあるような、ないような…？
伊東蒼ちゃんは、もう想像通りというか想像以上というか！
完璧でした。
彼女も冒頭が直近の空白を想起させる感じ。
あと、劇伴が好きすぎました！
劇伴というか、選曲かな？
昔、東芝日曜劇場の「伝言」というドラマで久石譲さんが劇伴(主題歌かな？歌は無かったのでメインテーマという感じです)を担当されていたんですが、個人的にそれがとても好きで、カセットテープに録音するくらい好きだったんですね(時代がばれる、笑)。で、それに似た曲がかかったんですが、実はこれ、ちょこちょこ他でも聴いた事があるような…どうやらクラシックの有名な曲みたい？(久石さんのほうがオマージュっぽい感じだったのかな？)と思って、エンドロールに出てきた曲を探して聴いてみました。これか…！曲名解ってよかった。(もしかするとこのタイトルがネタバレに繋がっちゃうかもなので、敢えて曲名は書きません)
でもオリジナルの劇伴自体も凄くよかったです！エンディングとか好きすぎた。
ご担当は高位妃楊子さん、初めて聞く方です。岬の兄妹も担当されていたみたいです。
最後に、タイトルの意味。
作品のちょうど真ん中くらいかな？ハッとしました…
ダブルミーニングか！！と。
でももしかすると、トリプルか、それ以上かもしれない。深かったです。
