dowaikiは家にいる

さがすのdowaikiは家にいるのレビュー・感想・評価

さがす(2022年製作の映画)
4.0
〜重くて軽い…あ…鼻血…〜

もうプライム見放題に来てる!早い。フットワーク軽い。観られてナンボってことか。
とても楽しみにしてたから嬉しい。たぶん今作もヘヴィーが重い。片山晋三監督作に飛びつく。(劇場いけよ俺。)

なんとなく想像してたんとぜんっぜん違うし!
貧窮と金の話だと思ってたら探求と金の話だった。(上手くない。)

『岬の兄妹』『そこにいた男』同様、時事ネタ入れたオリジナル脚本。今回はてんこ盛りハイブリッド。ルポライター高橋ユキ先生に感想聞きたいくらい。
で、予想裏切って裏切って、こんだけ作り込んだら2時間超になるわな。納得の長尺に満足度は高い。

大阪の、ふつーに暮らしてて耳にする至ってふつーレベルに抑えたつっこみ会話が心地いいなぁ。
『ホットギミック』でしか見たことないけど印象強烈。清水尋也の顔面はいいなぁ。
『ファブル』の、じゃない佐藤二朗がいいなぁ。

タイトル「さがす」。SEO的には最悪かとおもったけどググったら今作一色じゃん。やるじゃん。
登場人物全員がそれぞれに何かを「さがし」てた。そして俺も今、自分なりの解釈を探している。いいタイトルだなぁ。

もう一度観よう。
伊東蒼の全力疾走シーンでは『空白』を思い出しものすごい緊張が走った。ことを記す。