だすぷーちん

さがすのだすぷーちんのレビュー・感想・評価

さがす(2022年製作の映画)
3.4
「お父ちゃんな、指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」
そういって行方不明になったぱっぱ。娘JCかえで、ぱっぱの行方を捜してたら、陰惨な殺人事件にまきこまれて、酷い目に遭う!
    *    *
 大阪です、西成です。万引き常習犯のぱっぱと、けなげな娘の、クライム映画です。
 昔流行った、「じゃりン子チエ」っぽい作風がコミカルさを醸し出していますが、基本的には胸糞鬼畜殺人系映画だとおもいました。
 韓国映画にもこれによく似た作風のものがあるようです。

 元ホストがSNSで自殺志願者に言葉巧みに迫り、連続殺人を犯した座間市の事件がモチーフにしているのは他のレビューワーの方々が触れられてるとおりですね。

かえで:主人公、JC。突然、行方不明になった父を捜します。最終的にはこの映画の探偵役となります。

さとる:ぱっぱ。突然行方不明になったのには深い深いワケがありました。映画冒頭、どこかの田舎で、トンカチをもって素振りをやっているのも、この深いワケにかんけいがありそうです。卓球教室のオヤジでしたが、ままんの病気がすすむにつれ、教室どころではなくなり、今は教室を閉じて、工事現場で肉体労働してます。で、300万の賞金を目当てに連続殺人犯を捜しに出ていきます。

ままん:難病ALSでよれよれ。13ヶ月前に首をつってしんでいるのが、ぱっぱによって発見されました。

かえでは、ぱっぱの行方を捜しに工事現場にいきました。そしたらそこにいたのは、ぱっぱのスマホをもち、ぱっぱの名前をかたる、きしょい青年でした……。

このあとは、腐った内蔵、クビシメ、おっぱい吊るし上げに、フォーク目潰し生き血ぶー、精子ぶーといった変態シーンに、少々頭が痛くなります。

ともかくも、余韻をひくラストシーンのほろ苦さが印象的でありました。
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