このレビューはネタバレを含みます
1800年代くらいが舞台かと勝手に思い込んでいたら、途中で現代(2010年)の出来事だと気付き混乱したが、大変良かった。女性達が主体性を取り戻していくなか、その受け手に回るベン・ウィショーの素晴らしい>>続きを読む
傑作。某作の構成を踏襲するがそれをミステリーの道具にせず、クィアネスを「消費」しているとは感じなかった。人が無自覚に規範を押し付ける様もよく描いている。個人的に『千夜、一夜』でミスマッチを感じた田中裕>>続きを読む
『アニエスによるヴァルダ』で最初に引用される、彼女の家系に関する作品。ヴァルダがヤンコおじさんに出会う場面では、何度もテイクを重ねる様子が軽快に映し出され、ヴァルダの作風であるドキュメンタリーとフィク>>続きを読む
これは広くおすすめしたい作品。創作におけるイマジネーションと、そこに見える作家の人生が愛らしい表現で素晴らしく描かれていた。
一家の人生の瞬間と80年代のパリの空気感を切り取った物語。ノスタルジーを感じる、夜に合う作品。少し焦点が定まっていない気はするが、それも人生か。ゲンズブールが実母ジェーン・バーキンと娘役で共演した『カ>>続きを読む