東朴幕院

ロスト・ドーターの東朴幕院のレビュー・感想・評価

ロスト・ドーター(2021年製作の映画)
3.5
演技派のキャスト陣にマギー・ギレンホールが初監督として評価も高い本作を鑑賞。
原作があるとこ事だが、タイトルやラストの若干支離滅裂な決着を見ると、本作は子供の一番可愛く大事な時期に育児を放棄し、家族を顧みずに不倫に走り仕事での成功に情熱を燃やした女性教授の脳内の意識の巡りを描いたものではと思ってしまった。女性の赤裸々な過去への一種悔恨の気持ちで不安定になった行為が描かれているが、社会で成功した女性の行為とは思えない行為が多く、どこまでが劇内の現実に起きたイベントなのか付いていけなかった。それ位、オリヴィア・コールマン演じるエダのそれは周囲を困惑させるものでもあったね。
エダの若い頃を演じたジェシー・バックリーも熱演で見応え十分な作品であった。
女性には共感される作品なのかは微妙な所、普通なら行かない方向に外れていった女性の話なのでね。
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