おーつ

アビエイターのおーつのレビュー・感想・評価

アビエイター(2004年製作の映画)
4.4
スコセッシ念願の超大作『ギャングオブニューヨーク』の興行的な失敗と、なぜか主演はディカプリオではなくダニエル・デイ=ルイスがかっさらったことで、今作は逆にディカプリオから監督に持ちかけてきた企画。
アカデミー作品賞受賞した『グラディエーター』の脚本を書いたジョンローガンの脚本に、落ち込んでるスコセッシを監督に迎えるディカプリオの露骨なアカデミー賞狙いがこの辺から始まってきましたね。

今作を観るにあたって、
実在の人物ハワードヒューズについて映画人としての一面や、TWAとパンナム航空の関係などを調べたりしたのですが、
これは調べてないと「渋い映画だな〜」で終わってしまうので事前に調べる事をお勧めします。

ですのでレビューは私が感じた今作のディカプリオについてで。

ディカプリオはタイタニックで自身の持つ「アイドル性」などの観点からアカデミー主演男優賞が取れないと分析されている通り、その後は露骨にアイドル性を排した役を演じるようになったじゃないですか。
念願の受賞作『レヴェナント』なんかはアイドル性0ですが、
この作品は最初はキラキラしたディカプリオなのですが徐々に強迫性障害による極度の潔癖症により崩壊していく様を描いているのですが、『ザビーチ』もこんな感じでしたよね。最初はキラキラだけど徐々に変貌していくパターンですね。
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