ベルファストのksksのネタバレレビュー・内容・結末

子供の視点で映る夜の激動と家族のあれこれ。一つ一つのドアの向こうにはニュースでは映らない日常生活がある。
離れ離れになってもお互いのことを尊敬して聞く耳を持って接すること、ただひすらに愛を貫くこと。
誰しも変化は恐いもの。でもそれを良しとするのなら信じる力があるのなら行けば良い。残るものはその意志を貫けば良い。行く者も残る者もその選択すら下すことが叶わなかった者も与えられていた時間を精一杯に生きてきた、それはどの時代でもきっと変わらないこと。だから今を生きる。先のことはわからなくても感謝と尊びの念を忘れずに人との間で生きること。生を授かった自分達にできること。それこそどの神を信じるかはたまた信じないかに依らず、ね。
戦争の絶えない今日においても願うことは同じはず。
人を憎むのではなく、別れを悲しむのでもなく、ただその奇跡的な出会いに感謝したい。そこに幸運を見出したい。一日でも早く優しい世界が訪れますように。