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白い馬のsonozyのレビュー・感想・評価

白い馬(1952年製作の映画)
4.5
1953年、『赤い風船(1956)』のアルベール・ラモリス脚本/監督によるモノクロ作品。約40分の作品。
カンヌ国際映画祭 短編グランプリ他。

南フランス、カマルグ湿地帯。野生馬の一群が棲息していた。
群れのリーダーは、“白いたてがみ”と呼ばれる美しい荒馬で、牧童の男達は必死で捕らえようとするが、逃げられてしまう。

おじいさんと弟、フラミンゴや犬と川の岸辺の家で暮らす少年フォルコは、漁から帰る途中、その様子を覗き見る。
家に戻ったフォルコは、食事を終えるとうつらうつらし、白い馬の夢を見る。

あの白い馬をなんとか手なづけたいと考えるフォルコ。
縄をかけて捕まえたものの、スゴいパワーで逃げようとする馬に何十メートルも湿地の中を引きずられてしまう。
それを機に、フォルコと馬は心を通わせるようになり、家に連れて帰る。

だが、白い馬はやはり仲間のところへ戻ってしまう。
群れのリーダーの座を別の馬に奪われた白い馬は、その馬と激しい闘いをして、傷を負った姿で再びフォルコの前に現れる。

ある日、白い馬と少年を見つけた牧童の3人の男達は懲りずに再び馬を捕らえようと追う。
白い馬にまたがり逃げるフォルコは追い詰められ、荒れた海の中へ・・・

湿地帯の美しい情景。
フォルコ少年役のアラン・エムリーの美少年っぷり。
パワフルな馬同士が闘うシーン。
彼が鞍もつけずにまたがる白い馬の疾走シーンのスピード感!

フォルコの弟役が「赤い風船」の主役を務める、監督の息子パスカル・ラモリスくんですが、この頃はまだ小さくて何とも愛らしい。

『赤い風船』同様、記憶に残る名作でした。