911で亡くなった方々の補償金を決める…という話。
客観的な数式で決めようとする主人公側と、それに反発する被害者家族が対立してどうなるか…という話。どっちの意見も正しい気がするから見ていてキツイ。この役割を買って出た主人公弁護士サイドには尊敬しかない。途中から被害者の人々の話を、個別に細かく聞いていく…という流れになりますが、自分なら確実に病むと思いました。映画になってる断片のシーンでもキツイのに、何週間も毎日入れ替わりヒアリングするのは考えられない。映画で描けないこともきっとたくさんあるんだろうなあ…
この映画をみたら、例えば普段乗ってる電車とかで周りを見渡したら、いろんな人にいろんな人生があるんだな…とか思いを馳せることになりそうです。