ひさも

ちょっと思い出しただけのひさものレビュー・感想・評価

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)
2.8
それっぽい邦画で、個人的に今泉力哉はところどころハマるけど、松井大吾はハマらないことがわかった。

他のユーザーの感想・評価

あ

あの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

時間が出来たので今更ながら。
同じ1日の出来事を一年ずつ逆行して描く構成が切なく、美しい。
伊藤沙莉と池松壮亮のタクシーの長回し、一緒にケーキを食べるシーン、水族館のシーン…自然で何気ない会話劇が見事。

クリープハイプは個人的に好きなので、exダーリンの弾き語りも印象的。

コロナ禍の映画。
渦中の年から映画が始まり、コロナ以前の生活に遡ることで、仮にリアルタイムで見ていたら失った日常の空気感に懐かしさを感じるような演出だったのだろう。

そんな映画を、マスク着用が任意となりコロナ禍さえも懐かしいものになりつつある今見ると、作中で「今」として描かれているコロナ禍も、もはや「過去」のものになっているという不思議な感覚。
5年後、10年後にあのコロナ禍のことを自分はどう思い出すのだろうか、などと考えた。
achso

achsoの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

たぶん逆張りで観てなかった。

遡る系のお話はこれが二回目。ハスキーボイスいいなあ!
あさの

あさのの感想・評価

4.5
伊藤沙莉と脚本が完璧です。この手の題名のエモ系好きになれんと思って見たけど好き
タイトル通り思い出して遡っていく物語の進み方が楽しかったと同時に悲しくもなった。
とても良い作品だった。
M

Mの感想・評価

4.4
自分的にすごく理想で素敵なカップルだと思うと同時に見進めていけばいくほど切なくなるそんな映画でした。
マジで、"ちょっと"思い出しただけ。
ナイト・オン・ザ・プラネットを観たあの夜までも、ちょっと思い出した。

二人の職業や馴れ初めは一般的に身近ではないけれど、二人の過ごし方や別れ方、別れた後の過ごし方はすごくリアルだった。
そういうカップルの日常の何気ない一面を切り取って魅せてくれる。
序盤から既に別れた状態から見ることになり、二人の関係性を知ることがないので、あまり共感できないが、過去に遡っていくにつれて、哀しさ・虚しさが込み上げてくる。
過去に遡るからこそ、現在の状態を知っている分、二人の気持ちに共感でき、また文句を言いながらも、ついこちらまで"ちょっと"思い出してしまう。

そんな過去の恋愛に思いを馳せながら、今日もマッチングアプリのスワイプに勤しみます。
空気感が心地よくて2回連続で観てしまいました。
時間に空白があることで、二人の関係を色々想像できて、こういうの好きだな。
池松さんの陰の雰囲気がありつつもノリが良い感じ癖になりました。
ち

ちの感想・評価

-
エモいって言葉あんまり使いたくないけど、こういう映画の雰囲気を、エモいっていうのかな。池松壮亮好きになるしかない
かま

かまの感想・評価

3.6
伊藤沙莉ちゃん見たさに鑑賞。
沙莉ちゃんに共感幸せになって欲しい
主人公とヒロインのチャーミングさに心惹かれ、気付いたら映画が終わっていました。
時間軸を逆行する形で、二人の恋人関係を振り返るという手法はありふれたものに感じますが、そこで行われているやり取りの一つ一つがウィットに富み、本作の大きな駆動力となっていました。

大きな展開や結末が待っているわけでははなく、かといって斬新さがあるわけでもないので、さほど評価されてないだろうなあと勝手に思っていました。しかし、当サイトの評価を見ると、本作を気に入った同志がたくさんいるようで、勝手に嬉しくなってしまいました。

そういえば、前回のビフォアサンライズに引き続き、また背景音楽がない映画を好きになりました。本作で流れた音楽は、ラジオ体操の音楽、尾崎世界観のライブ、舞台演劇だけだったと記憶しています。
音楽がないことも相まって、静かな夜が似合う素敵な映画でした。
1人寂しくお酒を飲んでいる折、ふと元恋人を思い出してしまったときに、本作をまた見返そうと思います。
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