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私は貝になりたいのKのレビュー・感想・評価

私は貝になりたい(2008年製作の映画)
3.9
1958年に放送されたドラマを、中居正広主演で映画化。

元陸軍中尉・加藤哲太郎の手記「狂える戦犯死刑囚」を基に作られた物語。

🐚【ストーリー】

高知の漁港町で、理髪店を開業していた清水豊松には女房の房江と一人息子の健一がいた。

舞台は第二次世界大戦真っ最中。

戦争が激しさを増し、豊松にも召集令状が届いた。

豊松はやっとの思いで家族のもとに戻り、平和な生活が戻ってきたかに思えた。しかし突然従軍中の事件の戦犯として彼は逮捕されてしまう。

そして、それから彼に待っていたのは地獄の裁判の日々であった。


【感想】

ひたすら悲劇。

中々無い胸糞の悪い内容。
ところが、実際に当時これが本当にあったと考えるというのが驚き。

言っちゃうと、
究極に運の悪い男の物語。(ダイハード?笑)


中居の演技が素晴らしい。特に終盤にかけてのシリアス場面での演技が特に凄かった。

これ以上にないくらいに酷い結末に心を強く打たれました。
そしてこの話の元凶である 戦争 のない今の時代にいられる事がどれだけ幸せな事なのか改めて考えさせられました。
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