アァーーーーーー

叫びとささやきのアァーーーーーーのレビュー・感想・評価

叫びとささやき(1972年製作の映画)
2.7
「狼の時刻」
「仮面/ペルソナ」
で、ここ最近の俺の不感症を一気に解消してくれたベルイマン。
そのベルイマンの"最高傑作"と呼び声の高い今作品。

昔から手に取ることは何回かあったものの、裏ジャケのストーリー解説を読んでも中々興味が湧かなかった作品でもあったので、上記2作品があったからこその鑑賞だったが、、
これは..........つまらん。

ただ食事をする画を3分間見させられたり、ただ着替えるシーンを3分間見させられたり。。

オープニングの赤をバックに不穏な鐘の音が鳴るシーンは期待しかないぐらいの興奮だったが、その後がただただダラダラと....ダラダラと....
赤で統一した建物のセットや光と影の撮り方、赤のフェードアウトとフェードアウトインは流石すぎるが、ストーリーがつまらなすぎる。

「叫びとささやき」
阿鼻叫喚、暗闇に浮かぶ顔のバックで流れるヒソヒソ話....
確かにそういうシーンは多いが、
なんか感情移入出来ない。
だって俺ブルジョワじゃねぇし。そんで一体何を伝えたかったのか?
家族愛?ブルジョワの悲劇?
生き返んのもどうかと思うし、
多分上記2作品に比べて演技力とか緊張感が圧倒的に少ない気がする。
ベルイマンらしいラストにも一切の感情移入が出来ないまま終了。

「チン!」
アァーーーーーー

アァーーーーーー