kurita

叫びとささやきのkuritaのレビュー・感想・評価

叫びとささやき(1972年製作の映画)
3.0
鮮烈なビジュアルだった。ベルイマンの作品はモノクロの作品しか観たことがなかったので、強烈。そして、このビジュアルはまさしくデヴィッド・リンチの創り出すビジュアルにかなり影響を与えているように感じたっていうか、オマージュを通り越して、そのまんまでは? とさえ思う。
また『沈黙』でも感じたが、これも『エクソシスト』の元になってるのかもしれない。怖かった。またエクソシストにも言えることだが、怖いだけじゃなくて悲しい。悲哀に満ちている叫びが、痛々しい。
最期の『「時よ止まれ」、これが幸福なのだ』の下りでは思わず涙腺を刺激された。
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