バルバワ

叫びとささやきのバルバワのレビュー・感想・評価

叫びとささやき(1972年製作の映画)
4.5
<バルバワのシネフィルに憧れて>
私はシネフィルに憧れている。「去年の大傑作ホラー映画『ヘレディタリー 継承』の監督アリ・アスターが影響を多大に受けたスウェーデンの名匠イングマール・ベルイマンはチェックしましたよ。」と眼鏡をクイッとしながらツラツラ言いたい!カンペなしで言いたい!

いやぁ、看病というあまり描かれないリアルなホラー味!『エクソシスト』なシーンもあってアゲアゲ↑↑ホエホエ\( ´∀`三 ´∀`)/←シネフィルにはなれぬ文章

あらすじは三姉妹とメイドの怒悲劇!…的な感じです。

もうね…家族愛、夫婦愛なんざ幻想でしかないと思ってしまう程の報われなさに泣きそうになりました!だってコイツら身内が大変な時に見てるだけなんですもん!そりゃ、死んだあとも叫びたくもささやきたくもなるさ!

また赤を基調とした画面はなんだかこちらを落ち着かなくさせるものの、目は離せませんでした。それもあってか下手なホラーより恐かったです。

あとよく難病映画である漂白された描写になることが多いイメージがあるのですが、今作はまったく逃げない!直視できない位攻めてました!

愛を他者に求め自分からは寄り添おうとしないor優しく寄り添っているけどそれは別の他者を投影してる人達の化けの皮が少しずつ剥ぎ落ちてくる快感が味わえて堪らなかったです!

いやぁ!良いホラーだったぁ!!そしてこのレビューも沈黙に帰す、ってね。チャンチャン( ´∀`)
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