三姉妹の次女が何かの病気で死の床についていて、幸せでなかった人生を回想しながら長女や三女と比較する
この死にゆく次女の苦しみ方が半端ではなく痛々しいが、思い起こされるのは「冬の光」での一節、"キリストの苦しみは磔にされた肉体的なものでなく、弟子に裏切られた精神的なショックだった"というベルイマンの考えである
次女の尋常でない苦しみはうまくいかなかった自分の人生を呪ったものかな、とおもう
次に次女は、死に際して夢か幻覚で長女や三女と和解しようとする(姉妹仲は悪かった)
この2人は次女のコンプレックスの具現化っぽいんだけど、この辺が特に難しかった 長女は愛情の不足、三女は幼さの象徴なのかな？
