叫びとささやきの作品情報・感想・評価

叫びとささやき1972年製作の映画)

VISKNINGAR OCH ROP

上映日:1974年01月12日

製作国:

上映時間:91分

ジャンル:

3.8

『叫びとささやき』に投稿された感想・評価

EDEN
3.8
7/17/2025

叫び : 拒絶 (魂を放射し跳ねつける)
囁き : 介入 (注入、魂が入り込む)
Juzo
5.0
このレビューはネタバレを含みます

死とは何か、痛みとは何か、他者の苦しみに私たちはどれだけ寄り添えるのか。
終盤、死んだはずのアグネスが一瞬蘇り、母親を求める場面は、まさに「人間が死に際に欲する愛」の化身。
それに応えられない家族の…

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作品の全てが理解できたかというと、そうではないと言わざるを得ない。それでも尚、面白い作品だった。イングマール・ベルイマンらしく、人間の深層心理に鋭く迫っている。最後のシーンの亡くなる女性の本音が、物…

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Aoyoao
5.0

病気を患っている次女、姉、妹、召使い。
4人の内面の叫びを鮮やかな色彩で抉り出し、
沈黙、神、嫉妬、性、命を強烈に活写した、
イングマール・ベルイマン監督後期の傑作。

冒頭の長い沈黙、
過剰に多用…

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3.2
真っ赤な壁の部屋で、ドロドロ3人姉妹というだけでホラー。とにかく衣装と表情が美しい。台詞が少ないので、予備知識がないと眠くなる。

癌に犯された次女を看取る為に姉と妹は屋敷に帰ってくる。

イメージが強烈すぎる映画だった。舞台となる屋敷はどこも赤で埋め尽くされている。人物達の心境描写ともとれる回想や回顧のシーンの中に…

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sayo
3.8
構図のこだわりを感じた。

寄せたり引いたり、引いたり寄せたりカメラワークが凄く面白かった。

どのシーンも大きな展開は無いけど、印象に残る繊細な演出。

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