tada

名付けようのない踊りのtadaのネタバレレビュー・内容・結末

名付けようのない踊り(2022年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

大人の言っている「季節」というものより早いものがあった
世界にはこんなにも違う速度のものが同時にあること
僕には世界にあるたくさんの速度がいっせいに押し寄せてる
踊り手はその速度を選択できる、豆の速度、バクテリアの速度、

芸術になる前の踊り
皮膚の、体表のダンス

踊りは間に生まれる
ダンサーと見る人の間

土方↓
観客からそのように見えなくてもいい、解釈されなくてもいい
それを身体が解釈してやろうとすることが踊り



土方もそう言われてたけど、田中泯、特に足が長い、日本人離れしたスタイルだけど着物がとても似合う

私はまだ見てるだけで踊っていると思えないというか、踊りが生まれる見るができていないんだろうと思う

あと最初の芸劇の前のシーンなど、観客が田中泯にぞろぞろついていくのがマジでおもろかった
2017-19あたり?の西池袋は二十歳前後の私の思い出の場所という感じでもあるので、その意味で「ああ私はこの身体であのときあの場所と同じ地平に立っていたんだな」と思えた、今もそうだが!

あと中村達也かっこよすぎる。
tada

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