ノラネコの呑んで観るシネマ

機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島のノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

4.1
まさか2022年に、ファーストガンダムが映画で観られるとは。
モダーンなスタイルだった「閃光のハサウェイ」と違って、テイスト的にもあの頃のガンダムの技術的ブラッシュアップ版。
オリジナルで作画崩壊してたドアンのザクが、リデザインされて採用されてれワロタ。
30分番組を4倍に引き伸ばしているので、間伸びしてしまうのでは?と心配だったが、その辺は色々サブエピソードを工夫してクリア。
元々無くても全体のシリーズが成立するエピソードだったからこそ、独立した映画として無理のない仕上がり。
ただ、なぜアムロはドアンや島の子供たちの素性を知ろうとしないのか(あの状況なら、普通真っ先に情報欲しいよね)とか、子供の数がやたらと増えた分、荒地ばかりの島に、彼らを養えるリソースがある様に見えないのは引っかかった。
MS同士のバトルは、デジタルの恩恵を受けて大迫力。
全体的は、紛うことなきファーストガンダムで、なかなか楽しかった。