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デスパレート・ランのnoborushのレビュー・感想・評価

デスパレート・ラン(2021年製作の映画)
2.0
Lakewood/The Desperate Hour 2021年作品
4/10
フィリップ・ノイス監督
ナオミ・ワッツ コルトン・ゴボ
フィリップ・ノイス監督 ナオミ・ワッツ主演なので期待したがダメだった。
ジョギングに出たナオミ・・ラッツだったが、自分の息子の通う学校で
発砲事件が起きる。
携帯電話片手の一人芝居が延々続くのだけれど、さらに役者の動きが静的
だったトム・ハーディ主演の「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」よりも
観客が惹きつけられない。観客もある意味Desperate Hour を体験する。
コロナで一人芝居ならリスクが少なそうだし、スクール・シューティングを
扱えば制作費も集めやすそうという、制作者の志の低さを感じてしまう。
スクール・シューティングがテーマの作品も、だんだん低レベルなものが
増えてきた。

他のユーザーの感想・評価

トロント国際映画祭にて。

(※映画祭タイトル「Lakewood」。米国公開タイトルが「The Desperate Hour」に変わっていた)
「ソルト」のフィリップ・ノイス監督作。
84分ほぼナオミ・ワッツ一人芝居、よ~く走る🏃
「The Guilty/ギルティ」の別視点とも思える映画で面白い。

ある日、いつものようにエイミーは朝のジョギングに行ってる間に息子の高校で銃乱射事件。
あんな森の奥にジョギングいっちゃって、緊急時にすぐ戻れないっていう。

走ったほうが早いか、車を待つか、普通なら車を待ったほうが早いと思うけど、この緊急時はそうもいかない。知り合いもみんな慌ててるし電話は混み合ってるし。こういうときは実際どうするのがベストなんだろうな?

息子の居場所と生存を確認したい母、息子を助けたい母、とにかく母の思いは強い。強いゆえにちょっとやりすぎじゃないかって第三者は思うけど、エイミーの気持ちを考えたら冷静になれないのもわかる。

冷静になれない状態では話の内容も全く違う方に解釈してしまうこともあるし、状況次第で言葉の意味の取り方も違ってくる。このあたりの「確かにそう取るかも」と思わせる脚本うまいと思う。

短い尺をまさに駆け抜けるようにスリラーを味わうというなかなか面白い映画だった。

それにしてもこれ心臓が縮む…。
主人公(ナオミワッツ)が森でジョギング中に、子供の学校で発泡事件発生の知らせが。急いで向かいたくても森なので車すぐ拾えず、子供が無事なのかどうか不安に襲われていく。
劇中ほとんど携帯で会話、バッテリー持ちすごい。
eigadays

eigadaysの感想・評価

3.0
ナオミ・ワッツの最新作は2児の母親役。ほぼワンシチュエーションで進みます。

ジョギング中に緊急事態が起こり、iPhoneを駆使してなんとか事態の収拾を目論みる強い母親役。90分に満たない尺のうちほぼ60分は彼女がジョギングしている場面、限定的な状況でサスペンスを盛り上げる為には役者の力量がモノを言います。そこはさすがナオミ・ワッツ、見事に緊張感を保っていました。

トム・ハーディが主演した『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』も似たようなワンシチュエーション映画でしたが、車の運転中より、ジョギング中の方がより切迫感が増します。しかも事態の緊急度合いが半端ないのでかなり引き込まれました。
あんD

あんDの感想・評価

1.0
最初から最後までずっとスマホであっちこっちに電話をする映画、久しぶりにつまらん映画を見てしまった。
Eririn

Eririnの感想・評価

2.0
ひたすら山奥で一人芝居、、、いろんな電話相手(登場人物)がたくさん出てくるからなんかリスニングのテストみたいに主人公との関係性を理解しようとすれば勉強になるんじゃないかなって感じ。。🤣⚡️
足引きずりながら電話ばっかしてねーで早くuberでも何でも乗って現場行けよ、ひたすらイライラしたわ💦爆笑
で、結局犯人の動機っ何?😥
林道をランニングするヒロイン。スマホに情報が入ってくる。息子の高校で銃乱射事件が発生したらしい。犠牲者も出た模様。息子は無事なのか。駈けつけようと林の中を走ったら足を捻挫。スマホで知り合いに片っ端から電話。自動車修理のオヤジから「息子さんの車を警察が調べている」との情報。息子が容疑者?。警察からも情報を得ようとする。
登場人物はナオミ・ワッツだけ。走行困難になり、情報を得ようと周囲を巻き込んでゆく。その行為に共感を覚えるか、迷惑な行為と断じるかで、本作の評価は分かれるだろう。
スマホを掛け捲るだけのシチュエーション・スリラーとして、成功はしているが、しかし近作『ナイトライド 時間は嗤う』もスマホを掛けまくっていたが、車の中だけのワンカットという工夫があった。本作は大自然の中に取り残された母親の不安というマクロとミクロの対比で描いているところが工夫と言えようか。
学校の銃乱射事件を扱った作品は、ガス・ヴァン・サント『エレファント』や、マイケル・ムーアのドキュメンタリー『ボウリング・フォー・コロンバイン』があるが、これらを凌いでいるだろうか。銃社会への批判はなく、母親の不安だけで引っ張っている。そこが少し物足りないものの、実験的スリラーとして興味深く観た。
umi

umiの感想・評価

3.5
ジョギング中に息子が通う学校で銃撃事件が起き、母親役のナオミ・ワッツが手元にあったiPhoneを駆使して息子を救おうとするワンシチュエーション・サスペンス。

自宅からだいぶ遠いところまで走ってきていたので帰るに帰れず、あたふたするうちに足をくじき、配車を手配するも渋滞で遅延。踏んだり蹴ったりな状態のなか、911や警察やママ友などあらよるところに電話をかけまくり、なんとか状況を把握しようとする母。

ほぼナオミ・ワッツが森の中を走り回るシーンのみで構成され、低予算なんだろうなあと思いつつも意外とダレなかった。さくっと観るにはほどよい作品でした。
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