しんみりしちゃうやつ
「二足歩行ロボ＋ジジイ＋犬のSF終末ロードムービー」という、いかにもショートアニメのネタで使われそうな小粒の作品ですがしっかり一流の映像になっています🎥
ジジイはトム・ハンクスだし、手が木製で暖かみのあるデザインのロボは「チャッピー」よろしくモーションキャプチャーによる動きが滑らか。んで犬はかわいい
じいちゃんは開始早々に吐血。そしてロボに「俺の不在時には犬の世話をする事」と指令プログラムを入れる事で死亡フラグを立てまくります。これだけでラストがどうなるか想像つくってもんですよ😢
そんな感じでずっと死の気配が漂ってはいますがロボとの掛け合いがコミカルであまり暗くならずに観ていられました。防護スーツとかそれっぽいガジェット、乱気流などSF要素が入るしテンポも良い。たまにはこんなのもいいよね
あまり深みが感じられない理由は…やっぱり目的が定まっていないからだと思われます。映像先行でお話はコジ付けたんじゃないですかね🤔
人類がほとんど死滅した世界で引きこもっていた主人公が旅を始めたキッカケは「拠点に迫る嵐から逃げるため」である。んで進む方角は人間の居そうな場所を避けた結果の「消去法」です。それがいつの間にか「人生のやり残しを埋める旅」にスゲ変わってたりしてて脚本に一貫性が無い
「知識も必要だが大切なのは体験である。世界がこんな事になってしまう前に一歩を踏み出していれば…。いや、こんなだからこそ行動すべきなんじゃないのか？」と今の自粛ムードに沿っている様なメッセージも軸ブレのお陰でなんだか後付けっぽく見えてしまいました
