構図にこだわったモノクロの映像が重厚で美しくも、冷ややかで不穏な空気を醸し出す。デンゼル・ワシントンやフランシス・マクドーマンドら名優たちの鬼気迫る演技に圧倒される。とりわけキャスリン・ハンターの魔女が何とも不気味で肌が粟だった。
シェイクスピアは読んでみようと挑戦しても、いつも挫折してしまう。『マクベス』も何度も映画化されているが観たことがなく、どういう話か知らなかった。退屈してしまうかと心配だったが、映像の美しさと俳優たちの熱演は愉しめた。しかし、難しいというほどでもないが、台詞が大仰で、ところどころ集中が途切れてしまった。劇場鑑賞でなかったら最後まで見続けられなかったと思う。
2022年、映画始め。お正月に観るにはかなり陰鬱だったが、相変わらず攻めまくっているフランシス・マクドーマンドを観ることが出来、よかった。私も頑張ります!