Clary

マクベスのClaryのネタバレレビュー・内容・結末

マクベス(2021年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

シェイクスピア作品は演出や演者によって見え方がかなり変わるのが面白い。

この作品も、舞台のように抽象化された表現がむしろ意味を持っているようで楽しかった。
演出効果は演者の演技も際立つ結果に。


改めて、マクベス、マクベス夫人が
名実ともに栄華を入れたのは極めて短期であり、
王位を手にした時から転落は始まっているように映る。
己の行ったことへの責に耐えられず、
外からも内からも崩壊していく人としての弱さ。
その様子からも王位を手にする器を持っていなかった、ということか。

翻訳本読んだときも
女からの生まれと森の下りは腑に落ちなかったのだけど、
まあ、だからこそ、マクベスは油断していたともとれるか。

マクベス、毎回思うのが、
予言行う三人の魔女って、
運命を予見しているようで、運命を引っ掛け回しているようにも映るんだよな。
Clary

Clary