タカナリ

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのタカナリのレビュー・感想・評価

4.6
任天堂の大人気ゲーム「スーパーマリオ」シリーズのアニメ映画作品。任天堂と「ミニオンズ」のイルミネーションが共同製作。
ブルックリンで配管修理をしているマリオとルイージ。2人はある日土管に吸い込まれ、ルイージはクッパがいるダークランドへ、マリオはピーチ姫がいるキノコ王国へ落ちた。

まず感動したのが、最初の任天堂のロゴ。
あのロゴとあの音を映画館で初めて体験しました。ゲームが始まるかと思いました。

そしたら本当にゲームが始まりました。キノコ王国に行く前からもうゲームです。
街中を走る所なんかは、お馴染みの横スクロールマリオです。そういうのが至る所であったので、序盤から超ワクワクしました。

横スクロールだけではなく、お馴染みのステージや土管での移動をマリオ視点で体験したり、何回も挑戦する事に共感したり出来ます。本当にゲーム。
きのこやフラワーなどのアイテムもハテナブロックからちゃんと出てきてましたし、そのアイテムを使用した時の表現も素晴らしい。ファイヤーピーチは綺麗でした。

予告でもありましたが、マリオカートもしっかりありました。まさかやってくれるとは。
最初の機体選択からアイテムを使った妨害、お馴染みのコース。ゲーム経験者にはたまりません。楽しすぎる。
そして単純にレースとして非常に面白い。
機体から機体に乗り移って妨害するとかすごい良かったですね。

クッパがちゃんと悪いやつでしたし、しっかり強かったです。あの火力に腕力、移動要塞の禍々しさ、絶望感。普通に怖かったです。
怖いんですが、ピーチへの想いを歌にしてるのとか笑っちゃいましたね。

そんなクッパとピーチの結婚式場に急いで向かうマリオとドンキーのシーンで、あまりに楽しすぎて泣きそうになりました。
もちろん妨害のために向かうんですが、式場までの間には大量の敵。それをアイテムを駆使し、ドンキーと共闘しながら突き進んでいきます。これまでに積み重ねてきたものを全て使っていました。
一度は戦った相手が頼れる仲間になる展開大好き。

最終決戦は、ちゃんと“スーパーマリオブラザーズ”でした。
マリオばかり人気で、ルイージは見られない事が多い中、「これはマリオとルイージの物語。2人で“スーパーマリオブラザーズ”」というのをしっかり見せてくれました。とても熱かったです。

これは続編あるでしょう。もちろん緑のアイツが登場する話。
そしていずれか、「大乱闘スマッシュブラザーズ」の映画化を期待しています。