公開当時、気づけば、色んな友人と共に計3回鑑賞。
地元・ブルックリンで配管工を営む"マリオ・ブラザーズ"。
二人はとある出来事をきっかけに謎の地下世界へ迷い込んでしまう。
大魔王・クッパにさらわれてしまった弟・ルイージを助けるため、兄・マリオは頼れる仲間・キノピオ、ピーチ姫と出会い、冒険を始めるが……。
マリオ映画として満点以外につけようがないほどの大傑作(今後、作られる続編のことを考えて、あえて満点はつけないw)。
そして、間違いなくイルミネーション映画の最高傑作だった。
世界観の設定だけでもワクワクしてしまう「マリオ」というコンテンツが、物語・音楽・演出etcを整えるだけで、ここまで映画として完成されるのかという嬉しい驚き。
ストーリーはシンプルそのものなのだが、気づけば、クライマックスで号泣してしまった。
奇想天外な冒険を経た主人公が、町と愛する人々を守るために立ち上がる展開は「ヒーロー映画」としても見事であり、終盤に流れる名BGMの劇場版アレンジも相まって、嬉しさのあまり、感涙せざるを得なかった(マリオではなく、わざわざ"マリオブラザーズ"という名を冠したタイトルも納得の展開がアツすぎる)。
また、「GAME OVERになっても何度も繰り返すことができる」マリオゲームの特性を「忍耐強さ」として再解釈していたのも個人的には刺さったポイント。
劇中の特訓シーンは、その象徴となる名シーンで、幼少期に繰り返し遊んだ「スーパーマリオブラザーズ」(ゲームボーイカラー版)のプレイ体験も重なり、感慨深いものがあった。
スーパーファミコン→ゲームボーイカラー→64→DS→Wiiと、飛ばし飛ばしとはいえ、マリオゲームに親しんできた個人としては、眼福でしかなかった本作。
横スクロールに"あのキノコ"、マリオカートのコースに"あの猿"のサプライズ登場など、絶妙なラインの小ネタの数々にはゲーム体験が蘇り、ニヤニヤしてしまったし、そんな観客が世界中に数えきれないほどいると思うと、何とも尊い作品だと思った。
参考
Illumination's Ultimate Movie Night | The Super Mario Bros. Movie
https://youtube.com/watch?v=mH4BQfwBxrk&feature=shared
(イルミネーションのファンサが過ぎる特別映像。歴代キャラが総出演している。)
星野源 – 創造 (Official Video)
https://youtu.be/74FIsXlS0EQ?si=Mli79VQuwxZynFcz
(マリオをテーマにした名曲。「途方もない学びを繰り返して」、「色褪せぬ遊びを繰り返して」、この辺りが"忍耐強さ"という本作のテーマにも繋がるなぁと。)
【ネタバレ注意】 映画『スーパーマリオ』元ネタ解説。作中に散りばめられたイースターエッグの一部を紹介。あなたは何個見つけられた? | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通 .com
https://www.famitsu.com/news/202304/30300682.html
(ガチのマリオオタクによる最強の小ネタ記事)
アニメ映画『スーパーマリオブラザーズ』初めてにして“傑作”が誕生した経緯 | ORICON NEWS
https://www.oricon.co.jp/news/2277185/full/
(マリオの"忍耐強さ"というテーマについて言及されたインタビュー記事)