ユカリーヌ

弟とアンドロイドと僕のユカリーヌのレビュー・感想・評価

弟とアンドロイドと僕(2020年製作の映画)
3.8
豊川さん主演ということで、
楽しみにしていたが、
変わった作品だった。

多くを語らず、説明もしない。
でも、感じるようなアートスティックなのとも違う。
哲学的というのかな。

ロボット工学を教えている
大学教授なんだけど、
自分の存在を確認できず、
洋館の廃病院で自分そっくりな
アンドロイドを作っている。

こう書くとマッドサイエンティストみたいな話かと思うが、
それもちょっと違う。

ずっと雨で、色調もセピアがかった暗めで、陰鬱さが漂い、
豊川さん演ずる主人公の
生きづらさのようなものが、
哀しく響く。



パンフは作っていないのだとか。
後で、YouTubeで完成後の
舞台挨拶を見たら、阪本順治監督は、「これを撮影していた時はおかしかったんだと思う」と。

ヲイ!


 
ユカリーヌ

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