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義足のボクサー GENSAN PUNCHのOSHOのレビュー・感想・評価

義足のボクサー GENSAN PUNCH(2021年製作の映画)
3.6
東京国際映画祭で鑑賞。
(有楽町よみうりホール)

義足のボクサーが日本ではプロになれなかったけど、フィリピンに行ってプロボクサーになる…ただし、日本では最後までプロにしてもらえなかった…という映画。

ボクシングシーンはリアル、主演の尚玄さんは、ボクサー役を本当にリアルに演じていた。ただ、もともと彫りの深い顔の尚玄さんがストイックに痩せると日本人の尚玄さんが日本人に見えなくなる。それから尚玄さんの魅力で魅せる映画なのかもだけど、尚玄さん以外の役者(特に日本人)に魅力を感じなかった。

メンドーサ監督は現場の生の空気感にこだわる監督。そういう意味で尚玄さんのボクシングシーンだけでなくドキュメンタリーなの…と思うほどリアルなタッチだけど、映画的なストーリーを期待するとちょっと期待外れかも…
スポ根的なシーンもふんだんだけど、リアルを追求しているからだけどスポ根的なストーリーになっていない。

ちなみにタイトルの「GENSAN」はフィリピンの街の愛称。「ゲンサン(玄さん)」ではなく、「ジェンサン」と読みます^ ^
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