サンタムール

日本の娘のサンタムールのレビュー・感想・評価

日本の娘(1935年製作の映画)
4.0
今年も秋のお楽しみで。
福岡アジア美術館で始まった福岡アジアフィルムフェスティバルへ行って参りました。

アジアの修復映画【日本の娘】デジタルリマスター版です。

1935年の日本とミャンマー初の合作映画。
ニー・プー監督はビルマ映画の父って呼ばれてるんだって。

お話としては、悲恋モノ。
ビルマ人飛行士の兄弟と東京の羽田空港付近でカフェーを営む運命の女性とのアレコレ。

ちょっとオカマっぽい癖のある演技をするお兄ちゃん。クセ強すぎてちょっと笑えます。
このお兄ちゃんはカフェーの着物美人の恵美子という女性にメロメロパンチになっちゃうんだけど、箱根へのドライブデートでのメロメロなシーンが思わずフフフ😏💓となっちゃうお気に入りのシーンでした。

彼の事を思って、嘘つき女を演じて身を引いた恵美子が、病気になってしまいボロボロの身体で、彼が出発する羽田空港まで見送りに行き、ヨヨヨっと、泣き崩れるのも味わいがあって凄く良かったです。あぁ、日本の娘~😢

ミャンマーの今。

2/1に突然通信手段を遮断して軍がクーデターを起こし、大統領を含めた関係者が拘束され、司法、行政、立法機能など、国が全て乗っ取られました。
今もなお、軍事政権を望まない平和主義の国民達が武力でおさえつけられ、拘束&殺害され続けているという事実よね。。。
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