スワット
モスル出身の精鋭警官で構成され、家族をダーイッシュに殺された者のみが入隊可能
ISISに3年間も支配されたモスルは、ボロボロに。
そこで唯一抵抗を続けたのがスワットだという。
これは叔父を殺された新人警官カーワがスワットに加わり、彼等の生き方や任務を身体で覚えていくお話。
実話ベースだそう。
アメリカ映画とは思えない、エンタメ性が一切無い、重苦しい緊張感のみで進行していく物凄い作品でした。
警官たちということもあり、逮捕した者がダーイッシュに加わって、彼等の家族を殺したとか。
何処に裏切者がいるか分からない。
いきなりの襲撃であっさりと仲間が死んでいく。
待った無しの展開に、とにかく疲労感が半端なかった。
そんな状況なので、まだ社会勉強も警官としての仕事も未熟なカーワは、ひたすら戸惑うばかり。
ほぼ説明もなく、英語でもない状況で、観ている我々もカーワと同じく右も左も分からない。
でもあちこちから銃弾は飛んでくるし、人が死んでいく。
すぐそこで一般人が暮らしているというのに、爆発や銃撃が止まない。
言葉を失う恐ろしい作品でした。