どんな面白いものが見れるんだと期待してたけど、ただの懐古主義的な内容で個人的にはお世辞にも面白いと思える内容ではなかった。
それから懐古するのはいいんだけど、当時の環境を忠実に再現しようとする時に生じる、現時点の世情から見た「不適切さ」に真剣に向き合ってない気がしてあまり見てて気分が良くなかった。
言わずもがなのジャパニーズネタとか、白人の蠢く店のウェイターがみんな黒人だったり、ヒロインが受けるセクハラなんかの「当時当たり前だったこと」を「当たり前だったから」と開き直ってそのまま再現されてる感じがして、ちょっとそれは無責任なんじゃないのかなと思った。
PTA、面白い映画作ると思ってたけどちょっと嫌な面が今回目立ってしまってたな。
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2/22追記
やっぱりアジア人の描写について一定の批判があったそうで、それに対して監督に言及してるインタビュー読んだんだけど、全然そこについて考えてないことがわかったし、何が問題なのか正直わからない、みたいなふざけたこと言っててかなりダメだこいつ感出てたので減点。2021年ワースト映画かもしれないそういう意味では。